■ パウダービーズのグラス・カバー
〈前面) 〈後面) 〈底面)
以下”M”夫人のこの高さ8cmのグラスカバーへの思いを
綴っていただきました。
このグラス・カバーに初めて出会ったとき、それはロンドン南部、カニザロ・パークの
すぐそばの半地下のちいさなアンティーク屋さんのガラスケースの中にひっそりと
置かれていました。
「グラス・カバー」とは、私が仮にそう名づけたのですが、グラスに入れた飲み物の
熱さ、冷たさを直接手の肌に感じないようグラスごとすっぽりくるんで手に持つ、
そういうものです。日本の高級ホテルなどで開かれるパーティーで、冷たい飲み物
のグラスに紙ナプキンを巻いてサービスしてくれるのと同じようなことでしょうか。
そのグラス・カバーを手に取ったとき、”A.R." というイニシャルが入っているのが眼
にとまりました。日頃からいろいろと想像するのが大好きな私の頭はたちまち反応
して、早速次のような物語を作ってしまいました。
すぐそばの半地下のちいさなアンティーク屋さんのガラスケースの中にひっそりと
置かれていました。
「グラス・カバー」とは、私が仮にそう名づけたのですが、グラスに入れた飲み物の
熱さ、冷たさを直接手の肌に感じないようグラスごとすっぽりくるんで手に持つ、
そういうものです。日本の高級ホテルなどで開かれるパーティーで、冷たい飲み物
のグラスに紙ナプキンを巻いてサービスしてくれるのと同じようなことでしょうか。
そのグラス・カバーを手に取ったとき、”A.R." というイニシャルが入っているのが眼
にとまりました。日頃からいろいろと想像するのが大好きな私の頭はたちまち反応
して、早速次のような物語を作ってしまいました。
***
15世紀から第1次世界大戦にかけて中央ヨーロッパに君臨し「日没なき世界帝国」
と呼ばれる栄華を誇った『ハプスブルグ家』の最後の皇妃で、「シシイ」という愛称で
庶民から慕われたエリザベート。
時代は19世紀初め、『ハプスブルグ家』とも肩を並べるある王家のパーティーに現れ
たシシイのような貴婦人、その名は"A.R." 夫人。お付きの女性が恭しく差し出す
グラス・カバーで飲み物のグラスをくるみ優雅に口許へ。寒さが厳しいヨーロッパの
冬の夜のこと、グラスの中はきっとホットワインだろう.....。
***
この素晴らしいビーズのグラス・カバーは、そのような雅やかな場所につどった高貴
なご婦人方が手にしたものだったのでしょうか。グラス・カバーに口が利けるなら、
その時代のお話をぜひ聞かせてほしいものです。
by "M"
如何でしたか?
間近に拝見すると、何とも表現しがたく
ただ溜息のみです。
図案も素晴らしく、そしてしっか~り、きちんとどのようにして
編み上げたのでしょう。グラスを入れなくとも
どうです?と言わんばかりの姿で立っています。
もしも現代に...。
このパウダービーズ(極小より小さい)があったとしたら
このグラスカバーをもうひとつ編み上げる
手を持った人がはたしていて下さるでしょうか。
今日も最後まで有難う
では また
暑さに負けずに頑張りましょうね
- Rose Bee -
間近に拝見すると、何とも表現しがたく
ただ溜息のみです。
図案も素晴らしく、そしてしっか~り、きちんとどのようにして
編み上げたのでしょう。グラスを入れなくとも
どうです?と言わんばかりの姿で立っています。
もしも現代に...。
このパウダービーズ(極小より小さい)があったとしたら
このグラスカバーをもうひとつ編み上げる
手を持った人がはたしていて下さるでしょうか。
今日も最後まで有難う
では また
暑さに負けずに頑張りましょうね
- Rose Bee -