■ "M"夫人のコレクションの中から
こんにちは!
ご訪問有難うございます。
今日は、久しぶりに”M"夫人のコレクションの中から
3点ほどをご紹介しますね。
フランスのビーズバッグ
この持ち主だった人はきっと美しくてか弱そうな、竹久夢二の絵のような女性だったのじゃないかしらと、イメージは少しずつ広がります。
ママロネックのおばあちゃん
ニューヨークからボストンに続く“ルート・ワン”(国道1号線)沿いに車で約20分のところに、今ではニューヨークのベッドタウン、駅馬車華やかなりし時代には宿場町として栄えただろう小さな町、ママロネックがあります。
一見何の変哲もないこの町の一角に何軒か並ぶ、決してきれいとはいえないお店の数々。その中の人形屋さんに、私が勝手に名づけた『ママロネックのおばあちゃん』のお店がありました。『おばあちゃん』は白髪で、レジのところに座って足が痛いとこぼしながらも、いつもにこにこと私を迎えてくれました。
ふとレジの後の壁を見るとビーズバッグがひとつ、忘れられたようにひっそりと釘に掛かっていました。
突然胸がときめくような思いにかられて『おばあちゃん』に聞くと、1920年頃のものだろう、イギリスから来たものだよと。私は思わず「ノー・タックス、プライス・ダウン・プリーズ!」と言っていました。
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以上です。
バッグとそれにまつわるお話如何でしたか?
フランスのビーズバッグは、いつもの細か~いビーズを
使用して編んであります。
向かって左のバッグの口金は、本当に華奢な
作りのものです。
現代の極小ビーズより小さいので図案も繊細な表現が
出来ますが、私の目の前にこれと同じ材料が
もしももしもあったとしても.....。
ちょっと考えてしまうのではと思います。
でもひとつくらい作成してみたいかな?
織り専用のビーズと違い、そして又、織り機を使用しないでの
質感は、大変魅力があります。
ママロネックのバッグは、現代のスリーカットのスモールの
ような感じです。これも編んであります。
もう少し詳しいレポートをしなくてはいけません!
M夫人にお目にかかるとついついお喋りに
花が咲いてしまいます。
次回は、もう少し詳しくご報告できるように
気をつけますね。
では、次のコレクションをお楽しみに...。
- Rose Bee -